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新しい攻撃メンバーを軸に乗り切ったサウジとのホーム戦

2016/11/16(水)

――2-1の勝利。まずはお祝いですね。

賀川:ワールドカップのアジア最終予選Bグループの次の試合は来年3月ですから、それまで日本の多くのファンは、明るい気分で過ごせますね。

――監督は新しい攻撃メンバーを登場させました。これまでの、本田、岡崎、香川でなく、大迫をトップに、第2列は右から久保、清武、原口をもってきました

賀川:長谷部キャプテンと山口蛍が守備的MF、DFは右が酒井宏樹、左が長友、中央が吉田と森重、GKが西川でした。前半早々から攻め続け、左右から攻撃を仕掛けました。シュートも8本ありました。

――大迫がポストプレーでボールをおさめたのもよかった

賀川:これまでのレギュラー岡崎は、イングランドのプレミアリーグ優勝チーム、レスターの2トップのひとりですが、ハリルホジッチ監督は大迫を持ってきました。その大迫がボールを受けられたので、攻撃展開がスムースにゆきました。

――攻めて、シュートチャンスもあったが、ゴールはPKからでした

賀川:攻め込んだ後、いわゆるこぼれ球を清武がシュートし、サウジアラビアの選手が体でこのボールを止めたとき、レフェリーは笛を吹いた。スローで見ると、胸で止めたようだったが、見る角度によって、腕で止めたように見えたのでしょう。私はテレビの前で、シュートが飛んで、サウジアラビア選手の体に当たったとき、「PKだ」と叫びましたからね。

――サウジアラビア側は抗議したが、判定がかわることはなく、清武がPKを右足で決めました

賀川:清武はボールをプレースしてから、一度も蹴る方向を見ないで、右足でシュートしました。ゴールキーパーが(清武から見て)先に右へ動いたので、その逆の左ポスト際にサイドキックで決めたのです。試合中のPKもキッカーにとっては大きな仕事ですが、清武は落ち着いているように見えました。こういうところにも、今の彼の充実ぶりが見えましたね。

――大迫にシュートチャンスがありました

賀川:中央でDFを右へかわしてシュートした場面があった。こういうチャンスを決めると、自分自身にも大きなプラスになるはずでした。惜しい場面もあったが、とにかく1-0でリードしてハーフタイムに入ったので、埼玉スタジアムの58000人も、テレビの前の日本中のファンもほっとしたことでしょう。

――後半のスタートからハリルホジッチ監督は、久保に代えて本田を投入しました。

賀川:本田はイタリアで試合に出る機会が少なくなって、動きが悪いということだったが、彼のように止まった形でゴールを受けることのできる選手は日本代表には貴重だと思っています。早々に彼の強いシュートがありました。

――19分には、清武に代えて香川が入りました

賀川:動きの量が多くて、パスもつながり、相手を圧迫して攻め続けていたが、ゴールは奪えない—ということで、香川、本田たち、これまでの攻撃陣を持ってきたのかな。

――後半35分に長友のグラウンダーのクロスから原口が決めました

賀川:長友からのボールを、香川がヒールに当てて、原口に渡し、原口がノーマークシュートを決めました。長友が左に食い込んできてのパスのタイミングや、コースがうまく合いました。このあたりは、彼ら「古い」代表の呼吸かもしれませんね。

――試合後の監督談話では、古株のプレーヤーに対して厳しかったようですが、、

賀川:2点目を取ったときに、これで一安心と思ったが、同時に2-0になったことで失点の懸念も出てきました。試合の終盤に相手が攻めへの意欲を高め、45分に1-2とされるのです。

――PKの1ゴールの後、2点目を取っていてよかった、という気がしました。

賀川:まあ、2点目を取れたという安心感が、1点を失うことになったのかどうか、このあたりにも今の日本代表の問題があるのでしょう。

――ともかく、勝ったことは大きい

賀川:これで、最終予選B組のなかで、上位への望みをつなぎました。日本選手、日本代表の戦いの第一は、全員のチームワークですが、外国のチームに属している選手の多い今の代表には、チームワークを高める期間も必要でしょう。最終予選でそれぞれの試合で結果を出しながら、各個人の能力が高まり、代表チーム全体の底上げが少しずつでも進んでいるのは、うれしいことです。

――選手一人ひとりにも収穫があったでしょう。まずは、よかった、というのが実感です

賀川:もちろん日本代表の進歩という点では、まだまだ個人力についても、チームプレーについても、望みたいことはたくさんあります。

――そういう点については、今後、折に触れて語ることにしましょう

賀川:まずは、選手たち、監督、コーチたち、おめでとう。次に向かっての選手の皆さんの進歩を祈ります。

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