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原口、浅野のゴールでタイに勝利

2016/09/07(水)

2016/09/06
2018年FIFAワールドカップ アジア最終予選(Road to Russia)
日本 2(1-0、1-0)0 タイ

――勝ちました。2-0です

賀川:守りを厚くして失点を防ぎ、カウンターで得点しようというタイに対して、日本はサイドから攻撃をかけ、圧迫し、反復して攻め続けました。

――第一戦と先発メンバーを代えました。FWに岡崎ではなく浅野、MFには清武ではなく原口が入り、山口が大島に代わっていました

賀川:山口は、このチームのレギュラーだと思っていた。浅野はリオのオリンピック予選と本番で活躍し、新しくフル代表のFWに入ってきた新鋭といえるでしょう。速さという武器があって、相手側には脅威となるFWです。

――キックオフから攻撃が繰り返され、19分にゴールが生まれました

賀川:11分に左タッチ際でFKがあり、香川がファーポスト際へ蹴り、本田がヘディングでなかへ返したが、誰も中央へ飛び込まなかった。惜しい場面だった。

――この得点は、17分30秒に香川が右サイドでボールを拾い、スローインとなった後の攻めだった。そのスローインから右の酒井宏にわたって、酒井宏が早めのクロスを強いボールで送り込みました

賀川:ゴール正面にいた本田の上を越え、その背後にいた原口がヘディングシュートを決めた。ゴールキーパーの右手側を抜く、見事なヘディングでした。右・左のクロスを繰り返していた攻めのひとつですが、クロスの線上に日本側が3人入っていたことで、その一番外(ゴール正面)へ入ってきた原口がノーマークでした。

――この後も、再三チャンスをつくりました

賀川:23分に左から浅野がクロスを送り、本田がシュートできなかったのも惜しいチャンス。30分には右からの長いクロスを原口がノーマークで受けてシュートする場面もあった。

――41分には本田のシュートがあり、46分にも右からのクロスを本田がヘディングし、ポスト際でGKが防ぐなど、チャンスをつくった

賀川:相手の攻めを押さえ込んで、まず危なげない45分でしたね。

――後半も日本が攻め、タイが守り、ときに反撃する形が続いた。日本の攻めも、短いパスのつなぎだけでなく、早めに相手DFラインの裏へ出すボールや、長いパスが増え、18分には香川がノーマークでシュートして、GKが防ぐ場面もあった。

賀川:相手DFラインの裏へ出て、縦パスをもらってのシュートチャンスは、相手GKが飛び出してくるので、決してやさしいものではないが…

――浅野のスピードも生きてきた

賀川:25分にヒヤリとするピンチがあった。

――タイが右タッチラインのスローインからボールをつなぎ、鋭いスルーパスを右前へ送った。10番のティーラシルが飛び出して、エリア内へ持ち込んだところを、GK西川が飛び出して、シュートを顔にあてて防いだ。吉田が並走してフリーにしなかったことと、西川の飛び出しが、危ない場面を救った

賀川:ピンチにあとにチャンスありで、この3分後に日本が2点目を奪う。

――29分に左からのクロスを香川がヘディングして、ため息が出た後、ハーフウェイラインからの浮き球のパスを追って、浅野がDFに走り勝ち、右足のシュートを決めた。ゴールキーパーは体に当てたが、ボールはゴールに入った

賀川:攻め込んだ後、クリアされたボールをダイレクトで前へ送り、それを浅野が相手DFの後方からスタートして頭でボールを押し出し、エリア内に5メートルほど入ったところで、右足シュートしたのだった。シンプルな縦パスだったが、浅野の特色の生きたゴールだった。

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