日本スポーツの底力を見た400mリレーの銀メダル
リオデジャネイロオリンピックが終わりました。テレビ放送のおかげで、とても楽しい夏の日々でした。
日本のメダル数は、これまでの最多でした。それぞれの競技のコーチや選手たちの努力や進歩を示すものとして、お祝いしたい。そして、なにより私にうれしいのは、陸上競技の400mリレーで銀メダルを獲得したこと。専門家やメディアはリレーのバトンタッチの技術のうまさをその原因にあげている。その通りには違いないが、日本の4人の走者の実力が前回より高くなっていることを証明したことが、とてもよかったと思っています。
もちろん日本の短距離がアメリカや英国より上とまでは言いません。100mの決勝に進出できなかったことが、それを語っていますが、今度の400mリレーでの快挙は日本のスポーツ界全体に「速く走ろう」という気風を高めるものと期待しています。長いオリンピックとの付き合いで、私は日本が100mの世界トップクラスののランナーを持っている時には、サッカーにもまた足の速い、いいプレーヤーがいたことを知っているからです。
リオデジャネイロ大会の閉会式で、東京の新しい女性知事さんがリオの市長から五輪旗を受け取りました。これからいよいよ東京オリンピックに向かっての会場の準備に向かうことになります。
今から52年前、1964年の東京オリンピックのときに新聞社のスポーツ記者であった私は、60年ローマ大会が終わって、いよいよ「東京」だぞと、日本のスポーツ人の気分が高揚したのを改めて思い出します。
2020年の大会を自分の目で見られることができれば、いま91歳の私にとっては、とても幸せなことになります。今度の大会(といってもすべて、テレビ観戦ですが)があまりにすばらしかったので、つい欲が出てきたというところでしょう。
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