GAViC CUP ユースフットサル選抜トーナメント2016を見て
――東京へフットサルの大会を観戦しに行ったとか
賀川:「GAViC CUP ユースフットサル選抜トーナメント2016」という大会が東京の墨田区総合体育館で3月19、20日の2日間開催されました。U-18の各地域代表の大会でした。
――日本フットサル連盟主催の大会ですね
賀川:2012年に名古屋のオーシャンアリーナで全国規模の大会が開かれ、次の年から日本フットサル連盟主催の大会となっています。今回は全国9地域と開催地(東京都)の代表を含む12チームが集まりました。
――それにしても東京まで出かけるとは
賀川:大会にかかわりがあったこともありますが、なによりこの年代のフットサルの試合は見ていて面白いのです。
――もともとフットサルはサッカーと違って体育館内の狭いピッチだから、相手ボールを取れば、すぐシュートレンジに入りますからね
賀川:互いにバンバンシュートを打ち合うところ、そしてまた狭いスペースで巧みに相手をかわし、またパスをつなぐ面白さもあります。試合中見る側も緊張の連続ですよ。
――今年はU-18東京都選抜(開催地)とU-18新潟県選抜(北信越代表)の決勝となり、新潟がPK戦で優勝を手にしました
賀川:1次ラウンドでA、B、Cの3グループを勝ち上がった4チームが準決勝に進みました。準決勝を含めて、ゴールの奪い合いで、神奈川県選抜対東京都選抜の準決勝は7-5で東京が勝ち、新潟県選抜対静岡県選抜は8-2で新潟というふうに得点も多く入ったのですが、決勝は前半0-0、後半1-1という緊迫した戦いになり、PK戦(3人)の末、新潟が勝利しました。
――各府県の選抜チームということは、それぞれの個人能力も高い?
賀川:そうですね。なかには、日本代表に入るという選手もいたほどで、ボール扱いや、スピードに乗ったプレーに感嘆することも多かった。ボールの奪い合いが激しくて、この点でも見ごたえがありました。U-18という伸び盛りのプレーヤーの進歩が早く、毎年レベルが上がっている感じですね。体育館のスタンドは6分の入りで、もっと多くの人に見てもらいたいという気がしました。
――賀川浩賞の表彰があったとか
賀川:いろいろな縁のある大会で、大会の得点王に賀川浩賞を贈ることになりました。東京選抜の中村充選手にトロフィーを渡しました。とてもいいシューターですよ。
――大会全体の感じは
賀川:フットサルはフロアの上での試合で、サッカーとは少し違うところはありますが、手を使わず足が主になることは、まさにフットボールです。多くのサッカー人も、サッカーが未知の人も、小さなスペースで少人数でプレーできるフットサルを楽しんでもらえば、サッカーをするにも見るにもまた楽しみが増えるでしょう。
GAViC CUP ユースフットサル選抜トーナメント2016公式サイト
固定リンク | フットサル | コメント (0) | トラックバック (0)
コメント