東アジアカップ 若いなでしこへの期待
――女子はパスミスが響いたと新聞やテレビでも報じられました。
賀川:女子の日本代表は、男子と違って佐々木則夫さんが長期間監督を務めています。今度の大会での選手選考も、その長い強化の一つのようですが、私が気になったのは、パスミスだけでなく選手ひとりひとりのボールを蹴る技術、止める技術の精度が低いということです。またディフェンダーが相手に接近するときの動作、「すり足」の使い方、スライディングタックルの自分の間合い(距離)など、DFの動作の基本的なものが心もとない感じがしました。
――暑さや不慣れなグラウンド、あるいは初の代表となっての精神的なものもプレーに影響したかもしれません。
賀川:当然そういうこともあったかもしれません。しかし、ひとつひとつのプレーにもっと「気」が入っていることが必要でしょう。これだけサッカーが盛んになっているのに、女子代表でボールを持った時に突っかけていける、ドリブルで突破するぞという姿勢のプレーヤーが増矢たちごく少数なのにもいささか失望しました。
――第一戦の半生を4日の韓国戦でどのように見せるかですね
賀川:とにかく自分の得意なプレーをチームのなかで、どのように役立てるか、せっかくいいチャンスをもらった選手たちが、強気で積極的にプレーすること。暑くて苦しいときは相手も同じなのだからと、それこそ、なでしこスピリットを発揮してほしいものです。テレビ観戦の私たちは、若いなでしこの未来を見たいと期待しているのです。
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