第1戦でスイスを破り勝点3 ケガの安藤さんに感謝し、回復を祈ろう
――カナダでのFIFA女子ワールドカップでなでしこジャパンはまずグループリーグで1勝しました
賀川:対スイス戦はハラハラしたから、それだけ勝点3を取って、良かった良かったという感じです。
――物足らぬという人もありましたが
賀川:2011年のワールドカップ優勝から、ロンドン五輪でのメダル、なでしこリーグなどの一連の日本女子サッカーの動きや、代表の試合を眺めてみれば、ひとつの大きなヤマを越えたなでしこジャパンのメンバーが4年後にもう一度ワールドカップに挑戦する…自分たちだけでなく新しく育った後輩たちとともに連覇にチャレンジする、そのためにカナダへ渡って行ったこと、そのことだけでもなかなかのことです。そして、初戦で勝点3を取ってグループリーグを有利に戦えるのですからね。試合を重ねることでチームの調子が上がり、適切な休養と試合の繰り返しで選手のコンディションも良くなると期待しています。
――カナダのバンクーバーで日本-スイス戦に3万人を越える観衆が集まったのだから現地も盛り上がっているのでしょう。
賀川:前回のドイツ大会での日本の優勝が世界の女子サッカーの刺激になったことは確かでしょう。いま4年前の大会と比べると今度の大会は各国ともに進化していることが見て取れます。
――第2戦以降でなでしこジャパンに期待することは
賀川:宮間キャプテンの位置が少し後ろの感じで、パスの長さが気になります。まぁ、経験ある人だから、いろんなテストなり、やり方を考えてのことかもしれません。澤穂希さんの調子がまずまずなので安心しました。こういう檜舞台の映像を見て、若い女子選手も男子選手も彼女のひとつひとつのプレー、技術の確かさ、それを効果的にするランと読みを堪能してほしいと思っています。
――安藤さんがケガで戦列を離れました
賀川:貴重なゴールのもととなるPK、相手のゴールキーパー衝突したための故障です。わたしたちは彼女に感謝し、残りの試合に出られない心情を察して、回復の早いことを祈りましょう。
――なでしこジャパンは彼女のためにもしっかり戦うでしょう。テレビの前で応援しなくてはなりませんね。
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