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90歳の冬の旅 〜 ドバイへ向かう機中で授賞式を振り返る

2015/01/16(金)

2015年1月14日14時、私と本多さんはドバイへ向かうエミレーツ航空機に搭乗している。いま、アナウンスがあって、機は離陸の体勢に入った。すぐに離陸し脚が引っ込んだ音がした。5時間15分の飛行がはじまった。

ともかくも式に出席し、FIFAのブラッター会長と面談の時間を持ち、クラマーにも会った。旅の日程をこなして、あとはこの機がドバイ空港へ運んでくれるだけだとちょっと安心する。そしてチューリヒに着いてからの11~12日の忙しさを振り返る。


チューリヒ空港に着くと出迎えが待っていた。空港の担当者の人たち、ひとりは日本の女性でスイスに長年住んでおられるとか。一般客とは別の出口から入国検査などもすませると、大きなスーツケースはすでに別の係の人が受け取ってくれていた。2人の係員に見送られて外に出ると、今回の旅に付き添ってくれるシャペロンのエドワード・ブラウンさんが待っていた。本多さんとは何度もメールでやり取りをしていたが、顔を合わせるのはもちろん初めて。ブラッター会長の秘書のひとりだという。

案内されたホテルは、ボーオーラック(Baur au Lac)。フランス語でLACは湖だから、チューリヒ湖のそばにある高級ホテル。バロンドールの候補プレーヤーたちは同宿ではなく、どうやらFIFAの理事さんたちが泊まっているらしい。

まず、それまでメールでやり取りしたスケジュールの再確認。この日は会長との面談はなく、次の日に。午後4時から当日のショーのリハーサルと、式で私を紹介するビデオの撮影をするという。本多さんが送信しておいた何枚かの写真、19歳のマラドーナと1979年に写したもの、ヨハン・クライフにインタビューした時に撮ったものなどを盛り込んだ、賀川浩紹介ビデオというのだろう。

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式場となるコングレスハウスでの私のリハーサルは、私の名が呼ばれ、壇上へ上がり、会長からのトロフィーを受ける仕草をして、そのトロフィーを置いて、用意したスピーチをし、舞台から降りる。その階段はわずか5段くらいだが、照明の関係で高さがわからず、杖をついてゆっくり上がり降りする。スピーチは日本語で考え、友人の英国人ベン・メイブリー(オックスフォード大卒)に英訳してもらったが、思いのほか長いので、ごく簡単にした。リハーサルの1回目でトチって、2回目が終わると、ディレクターが拍手してくれて、あとは当日ということになった。

夜は日本からやってきた根本いづみさん、ドイツからやってきたカイ・サワベさんとの夕食会とした。根本さんはかつて私のところで、秘書兼物書き修行をしてくれ、今は古くからの友人の小林澄生さんのフロムワンにいる。2人が当日会場に入るのは難しそうだったが、ブラウン氏のかけ合いでOKとなった。

チューリヒに来た。式のリハーサルもした。お礼のコメントもJFAにもFIFAにも既に送って見てもらい、OKとなっている。あとは私がちゃんと1分半ほどのスピーチをこなし、階段を踏み外さないようにするだけとなった。

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