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90歳の冬の旅 〜プスカシュ賞とベスト・イレブン

2015/01/22(木)

最初はプスカシュ賞、1950年代から60年代にかけてハンガリー代表とレアル・マドリードで活躍したストライカー、私もこの選手のことはたびたび書いた。今も彼の「キャプテン・オブ・ハンガリー」(英語版)は大事に持っている。そしてその表紙裏に彼のサインをもらったのは彼がハンガリーのクラブチームとともに来日したときだったと思いおこした。

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そのストライカーを記念しての2014年のグレイテスト・ゴールで、みごとなゴール10シーンが画面に映し出され、その中から3ゴールを候補にノミネートしたという。

アイルランドのステファニー・ロッシとハメス・ロドリゲスとファン・ペルシ。後者2人はともにブラジルワールドカップのゴールで、ロドリゲスは対ウルグアイ戦の反転左足ボレー、ファン・ペルシはスペイン戦での左後方からのロングボールをダイビングヘッドでGKの上を抜いたもの。日本のファンにも私にも強い印象が残っている。

女子のステファニーのシュートも、ゴールを背にしてのフェイクからの反転ボレー、左足のシュートだった。いまさら不勉強を思い知らされるとともに、こういう女性のシューターもいたかと感嘆する。

グレイテスト・ゴールに選ばれたのは、ハメス・ロドリゲスだった。いまレアル・マドリードでプレーしているこのハンサムなコロンビア人には、ブラジル・ワールドカップで日本代表は痛い目にあわされた。

日本選手といえば、候補となった10人のゴールのなかにはJリーグの佐藤寿人(広島)の対川崎戦でのボレーシュートもあった。自宅にもどってからWOWOWの録画を見直すと、候補にあがったシュートの多くがボレーシュートだった。ゴールキーパーにはボレーシュートは読みにくく、とりにくいが、見た目にも華やかであるから選んでいるうちにそうなったのか…あるいは選者の好みなのか?


イタリアのファンにはたまらないデル・ピエロが登壇した。ベスト・イレブンの表彰のプレゼンターらしい(彼はあとで私に挨拶してくれた)。

アブドさんがGK、4人のDF、MFの3人、FWの3人を次々に紹介する。紹介の言葉の端々に彼女のサッカーの精通ぶりが表れている。
DFの2人が欠席、FWがロナウドとメッシと、オランダのロッベンだった。いまFWではロナウドとメッシの別格ぶりはあらためて浮き彫りになる。

それにしてもいつもヒゲ面のセルヒオ・ラモスが同じヒゲをつけての登場だが、こういう舞台の上でもスマートな紳士ぶりに、やはりヨーロッパの男だなと思ってしまう。

考えてみれば、90歳まで生きたおかげでペレやヨハン・クライフやフランツ・ベッケンバウアー、マラドーナなどを見て、あとでメッシやロナウドを見ることができるのだから、長生きも悪くはないなどと感慨がよぎった。

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