« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

2014年9月

オリンピック講演会を開催します。

2014/09/22(月)

スポーツ記者の“長老”がオリンピックを語ります!!

として元神戸新聞運動部長の力武敏昌氏とのトークイベントを開催します。
以下は神戸市サイトからの抜粋です。


今年は東京オリンピック開催から50周年、また、6年後には再び東京でオリンピックが開催されることが決定し、神戸市でも参加選手団キャンプの誘致活動等オリンピック開催に向けた取組みを始めています。
元サンケイスポーツ編集局長で現役最年長サッカーライターの賀川浩氏と、元神戸新聞運動部長で現在もフリーランスとして活躍される力武敏昌氏が、オリンピックの歴史、意義や日本人金メダリスト、プロとアマの違い等について対談形式で語ります。
講演会の詳細

テーマ:「オリンピックと半世紀」(仮題)
日時:平成26年10月11日(土曜) 14時から16時
会場:ノエビアスタジアムコンファレンスルーム(会議室)
場所:神戸市兵庫区御崎町1丁目2番地の2
定員:100名(事前申し込みが必要です。)
申込受付:平成26年9月20日(土曜)~10月10日(金曜)
申込方法:電話、図書館窓口で先着順に受付けます。
【電話】オリンピック講演会担当(078-371-3351) 10時から17時
【図書館窓口】中央図書館1階登録カウンター 開館時間中随時

神戸市の告知へ

固定リンク | オリンピック | コメント (0) | トラックバック (0)


香川のドルトムント移籍

2014/09/12(金)

香川がドルトムントへ移籍してよかったですね。と神戸の図書館、神戸賀川サッカー文庫でボランティアで目録作りに携わる仲間が言う。神戸出身というだけでなく、真司のプレーに好感を持つ人たちはワールドカップの不振と、その後のマンチェスター・ユナイテッドでの立場を心配していたのだった。そこでしばらく、香川真司の話となる。

――マンチェスター・ユナイテッドでファーガソンが去った後、次の監督になって出場機会が少なくなりました。怪我もあり、また日本代表でもブラジルでは初戦の働きが悪いことで、かつての評価を落としました。ドルトムントへ戻ったのは、彼にはプラスと見ていいのですか

賀川:マンチェスター・ユナイテッドは新しい監督になって、全く違ったチームになってしまった。それをオランダ代表監督だったファンハールが新監督として立て直すことになったのでしょう。しかしファンハール監督のもとでプレーするよりも、ドルトムントに望まれて戻ったのだから、ドイツ帰りは歓迎すべきことと思います。

――もともと、ドルトムントからユナイテッドへ移ったとき、賀川さんはちょっと早いのじゃないかと言っていましたね

賀川:私だけでなく、デットマール・クラマーは、あのとき、もう1年ドイツにいるべきで、ドルトムントから出たければバイエルン・ミュンヘンがいいという意見でした。電話での簡単なやりとりで、その後来日した時は、彼は風邪気味でサッカーの話はほとんどしないまま、お互いに年だから「体を大事に」という程度に終わってしまいました

――また、神様クラマーの見通しは怖いくらい当たりますね

賀川:彼の意見はともかく、ブンデスリーガのドイツ選手をはじめ、多くの選手は体格がよく、スピーディーです。しかしプレミアとなると、高い報酬でよりレベルの高い選手がいっぱい加わっています。東欧、アフリカからのプレーヤーも技術レベルが高く、身体能力も高い。おそらく真司も最初にプレミアでプレーし、相手と体の接触があった時に重さが違うと感じたと想像しました。

――重さ?強さではなく

賀川:単なる体重という意味ではなく、当たった時の感覚で感じると思いますよ。小柄な真司にとっては、接触プレーはやりにくい相手が多かったでしょう。ブンデスリーガでは、持ちこたえられても、プレミアでは少しやっかいだと感じたでしょう。

――彼の速いドリブルにしても、からまれると厳しい

賀川:その対策が不十分だったし、守備に回った時でも、相手への寄せの間合いが効果的でなかったのでしょう。

――日本でも今のサッカーでは攻めも、守りも重要とされています

賀川:プレミアでの苦い経験を活かして、もう一度ドルトムントで腕を上げればいいことでしょう。

――ここで失敗しないことですね。怪我など体のケアも大切です。

賀川:順調にすくすく伸びてきた香川が、どこかで苦い目にあっても不思議はありません。サッカーの世界は広くてレベルが高いのです。

――ブンデスリーガも高いレベルのリーグです

賀川:私は、彼がドイツへ戻ったこと、そしてまた多くの日本選手がブンデスリーガで今年も働くことで、日本のサッカー人がドイツのサッカーへの興味を強くしてくれるだろうと密かに喜んでいます。

――いつも言っているように、経営もしっかりしたリーグで、またドイツはブラジルでの優勝だけではなくて、ヨーロッパチャンピオンズリーグでのバイエルンの優勝をはじめ、実績はすごいですからね

賀川:そうです。ブラジル大会優勝の後、早速ドイツ関係の出版物が多く出て、ドイツがここ20年間の不振から立て直したことをいろいろ紹介しています。なかにはドイツサッカーは力づくだけだったのが、技術が上がるようになったなどという論もありますが、ドイツのサッカーは歴史的にも早くから技術指導に熱心で、その育成組織や指導法はある時期世界の頂点にあったのです。すでに何度も書いていますが、バルサの成功者グアルディオラを招いたバイエルンのクラブの姿勢が、ドイツサッカーのより高いレベルを望む姿勢と思ってほしいものです。

――今度の大会のスペインの1次リーグ敗退で、バルサのサッカーは古いという論もあります

賀川:バルサ、スペインのレギュラーたちが少し年齢が高くなっただけかもしれませんよ。スペインリーグのバルセロナの今期のスタートを見ても、相変わらず彼らは自分たちのポゼッションサッカーをしています。要所要所で奪いにゆくときの強さも戻ってきているように見えました。ドイツサッカーを勉強するのは、もちろん今回の優勝国という点もありますが、単に一時的なものであっては困ります。

なにしろ、ドイツサッカー協会(DFB)はプレーヤーの登録人口630万人で、単一競技の一国のスポーツ団体として世界最大の組織を持っているのです。じっくりと取組み、私たちの参考にしたいものです。

固定リンク | 世界のサッカー | コメント (0) | トラックバック (0)


第1回全日本ユース(U-18)フットサル大会を見て

2014/09/10(水)

――東京で第1回全日本ユース(U-18)フットサル大会 presented by BallBallがありました。見にゆかれたそうですね

賀川:U-18の全日本大会ですからね。準決勝、3位決定戦、決勝を観戦しました。もともとシックスの本多克己さんや高校サッカーの中塚義実先生たちが中心になって、名古屋で開催されていたU-18フットサル大会をJFA主催の全国大会にしようということになりました。

――参加チームは
(1) 9 地域から各1チーム(2) 開催地(東京都)から1チーム(3) 2012年度フットサル個人登録の登録者数上位6地域から各1チーム(北海道、東北、関東、東海、関西、九州)の合計16チームでした。これを4チームずつ4グループに分けて、まずグループリーグでの上位2チームが決勝ラウンドに進み、そこからノックアウトシステムで準々決勝、準決勝、決勝へと進みます。大田区と墨田区の体育館を使い、最終日の3決、決勝は大田区体育館でした

賀川:東京はそれぞれの区の体育館や、周辺のスポーツセンターの整備が立派にできています。もちろん人口からみれば、もっと必要なのでしょうが、両体育館とも設備の良いのに感心しました。

――前にもこの大会は見ていた?

賀川:名古屋での大会を見ました。昨年でしたが、U-18といういわば高校生世代の激しさと、積極性があらわれて、とても面白かったのを覚えています。高校サッカー部でこのフットサルの大会にメンバーを送り込んできたところもあり、高校のフットサル部のチームもありました。今度も同じようでしたが、名古屋オーシャンズのU-18のチームを決勝で見ることができたのはよかったといえます。

――名古屋オーシャンズは、この大会の直前に開催されたアジアフットサルのクラブ選手権で優勝し、日本一の上に、アジアNO1のタイトルを加えています。そのユース(U-18)ですからやはり強いでしょう

賀川:そうですね。1次リーグの成績を見ても、宮崎県立宮崎工業高等学校サッカー部(9-3)、宮城・聖和学園FC(7-1)、千葉・FC幕張(3-0)と大差で破って、準々決勝へ出てきて、ここでも岡山作陽高校を7-1で破りました。

――岡山作陽のサッカー部は中国地方の実力校ですね。フットサルのこの大会でも例年注目されるところですが、名古屋オーシャンズに大差で負けたのですね

賀川:オーシャンズの準決勝の相手は、滋賀県の野洲高校サッカー部でした。私は見ていませんが、スコアは4-2と接近しています。

――野洲高校のサッカー部は個人のドリブルを重視していることが知られていますね

賀川:このフットサル大会に出てくる選手は、サッカー部の一軍ではないようですが、ボール扱いが上手で、個人的にキープ力があります。まあ、野洲高校以外のチームに大量得点を奪って勝ち上がったオーシャンズですが、面白いのはオーシャンズに大敗した相手が、そこから何かをつかんで上位へ勝ち上がってきたことです。

――1次リーグで1-7で敗れた聖和学園FCが準々決勝4-4からPK戦で勝ち、準決勝で藤井学園寒川高校サッカー部を6-4で破り、決勝でオーシャンズに3-2で勝ったのですね

賀川:Cグループで野洲高校に4-7で敗れた香川の寒川高校サッカー部が準々決勝で帝京長岡高校サッカー部に2-2からPK勝ちし、準決勝で聖和に負けましたが、3決で野洲と対戦して、8-3で勝ちました。

――大会中の敗戦をプラスに変えた証でしょうね

賀川:U-18という年齢層の吸収力の高さ、そしてまた、一方ではこの年齢層の波の大きさというか、調子の変化をも見ることができました。

――決勝は大接戦でした

賀川:オーシャンズは個人の技術もしっかりしていて、パスを回す経路もフットサルをよく教えられているという感じがしました。まず4分にオーシャンズがリードし、聖和が同点にし、28分にまたオーシャンズが2-1にした。29分に聖和が決めて2-2、そして32分聖和が3点目を奪いました。このシーソーゲームの緊迫感に親戚の大仁JFA会長、小倉名誉会長たちもすっかり引き込まれていた様子でした。ボールをつなごうとするオーシャンズに対して球際の粘りで対抗し、トップにボールを当てて、そこからシュートチャンスという攻めを聖和が見せました。高校サッカー部のプレーヤーは体力もあり、体もいいので、その特色を生かしたいのでしょうね。

3位決定戦も寒川高校が前線へのロングボールをDFを背にしたプレーで生かして、得点を重ねました。野洲高校には疲れが見え、ドリブルのキープや突破が次の展開に有効につながらなかった場面が増えました。

――フットサル特有の技術はサッカーにも通じるのですか

賀川:狭い場所でのプレーですから、ボールを正確に止めること、これは足の裏(ソール)を使うことが多く、サッカーでも必要な技術です。ボールを蹴るのはインステップもインサイドもありますが、トーキックもよく使います。昔のサッカーではトーキックは基本技術のなかでも大事なもののひとつでした。最近ではあまり教えないのでしょうかね。指導者に賀川さんのころはフットサルがなかったのになぜトーキックのことをよくご存じなのですか、と尋ねられて驚いたことがあります。

――ワールドカップでもブラジルのオスカルはトーキックでシュートを決めました

賀川:古い話では、2002年のブラジルのエース、ロナウドもトルコ戦でトーキックで得点しています。私たちの時代には、クツの先端の固いサッカーシューズを履いてトーキックで点を決めていた先輩もいますよ。この人は、コーナーキックもトーで蹴っていました。雨の日のぬかるんだグラウンドでも使えるキックでしたからね。

サロンフットボールと言われていた時代に、日本にフットサルを持ち込んだセルジオ越後は、広い場所のサッカーであっても、それぞれの局面では狭いスペースのフットサルと同じなんだから、とよく言っていましたよ。

――フットサルが盛んになるということは、サッカーにもプラス

賀川:ブラジルのワールドカップを見て、日本代表のボール技術が上手になったと言っても、外国選手より上だとは言いきれません。ボールテクニックはこちらが上でなければ、体格に恵まれた外国チームに勝てないのです。その意味でも、フットサルの経験はとてもいいと思います。もちろん、フットサルそのものの面白味は別のものがあるので、ますます盛んになるでしょう。特にU-18のイキイキとしたプレー、迫力満点の試合は見ていても面白いものです。

――U-18の大会から、見るスポーツとしてのフットサルの面白味が伝わればいいですね

賀川:足を使って、ボールをゴールへ入れる、あるいはそれを防ぐフットボールという競技は、サッカーでもフットサルでもとても面白いものです。ブラジルのFIFAワールドカップを見てきた後で、U-18のフットサル大会を見て、ますますフットボールの面白さを感じるようになりました。

――U-18大会が発展するのを見守りましょう

固定リンク | フットサル | コメント (0) | トラックバック (0)


錦織の快挙

2014/09/08(月)

――テニスの錦織の全米オープン決勝進出、すごいですね

賀川:深夜の準決勝、見ましたよ。第2セットを奪い返した世界ランク1位のジョコビッチがここから盛り返してくると思ったが、錦織は第3セットをものにして勢いに乗った。ひとつひとつの打球に力が入っていて、特に両手打ちのバックハンドがすごかったように思います。

――賀川さんはテニスも好き、ウインブルドンも何回か見たそうですね。そう、96年のイングランドでの欧州選手権で、ウインブルドンに出かけたことも書いていましたね

賀川:ワールドカップや欧州選手権といったサッカーの大きな大会はヨーロッパの夏に開催され、それがロンドンの夏のスポーツの象徴であるウインブルドンと日程が重なるのですよ。スポーツ紙の編集局長をしていた時に、有能なテニス記者をウインブルドンの取材に派遣したこともあって、私も82年のワールドカップの最中に初めて訪れました。サッカーのような全く大衆のスポーツと違って、テニスはいわば貴族的で上流階級のスポーツ。なかでも、ウインブルドンはそのセンターコートのチケットを手に入れるということがステイタスでもある、というほどですね。

――その話はゆっくり聞きたいが、日本テニスにもいよいよ世界に通じる選手が出てきた
賀川:錦織圭という24歳のテニスプレーヤーによって、これまで日本人にとっては最も世界上位へゆきにくい個人競技の一つとみていたテニスで世界のトップに立てるプレーヤーが生まれる気配です。ネットを隔てて打ち合う、ボールもコートも小さな卓球では、日本はかつて世界の頂点に立ったことがあり、いま中国とともに日本選手も上位にいます。テニスは走ることも必要だし、腕力や上半身の強さも大切で、私たちにはハンデのあるはずですが、有能な素材が努力すれば、ここまで来れることを見せました。

――決勝が楽しみです

賀川:もちろん優勝も大切です。しかしここまでの試合ぶりで、彼はすでにNO1に近い評価を受けています。今度の決勝進出には、マイケル・チャンというコーチによる自信の植え付けの効果もあり、また技術面での進歩もあったそうです。

――競技は違いますが、ブラジルワールドカップで、いささか気落ちしたスポーツ界の新しい話題ですね

賀川:テニスに一歩先んじられたのは一面、口惜しいという気もしますが、サッカーも世界のトップを目指しましょう。

固定リンク | スポーツ全般 | コメント (0) | トラックバック (0)


ブラジルと日本のサッカー

2014/09/06(土)

ブラジルと仏教展 開催記念スペシャルトークライブ 『ブラジルと日本のサッカー』としてセルジオ越後さんとのトークイベントを開催します。

入場無料、申込不要です。

ぜひ多くの方にご来場いただければと思います。

Photo

開催概要ページ

固定リンク | お知らせ | コメント (0) | トラックバック (0)


90歳の昔話ではない

2014/09/05(金)

現役最年長サッカーライターの賀川浩の初著書「90歳の昔話ではない」が発行されました。

全国の書店、amazonなどで発売中です。

90sai_2


残念ながらディステファノの盛期を見ることはできなかったが、
ペレは円熟期に、ベッケンバウアーとクライフは絶頂期、
マラドーナや釜本邦茂は少年期から最盛期を経て引退するまでを見た。
岡田武史監督の特徴ある眼鏡は中学生のときに知った。
ブラジル留学中の若きカズに会ったのは87年南米選手権のとき。
(本文より)

固定リンク | お知らせ | コメント (1) | トラックバック (0)


« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »