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AFCアジアカップ カタール2011 vsサウジアラビア(下)

2011/01/20(木)

――3点目は前田でした。

賀川:左サイドで柏木が深いスルーパスを送り、長友は疾走し止めないで左足のクロス、前田がニアサイドでジャンプボレーで合わせて叩き込んだ。柏木のパスから長友のクロスまでが速かったのとコースが良かったので、相手のDFオサマ・アルハルビの動きが遅れて前田は速いダッシュでノーマークとなったのだが、まあドンピシャリのタイミングだった。

――10分ほどの間に3得点して、一気に勝負が見えたという感じになりました。

賀川:サウジは攻撃にはかなり熱心だったが、守りとなると球際での粘りも強さも速さもなかった。それだけ気落ちしていたのだろう。
 日本が韓国にいつも苦戦するのは韓国のプレッシングが強いからで、この大会の第1戦、第2戦でもヨルダンもシリアもファウルも辞さない激しさでボールの奪い合いをしたが、そういう試合に比べるとこの日はいわゆる相手のプレッシングが強くなかったから日本選手は余裕があり技術を発揮できた。
 こうなるとパスワークは上手い。特にスピードアップを心がけたようだ。この左からのクロスへの前田の飛び込みに見る通り、走り込んでのシュート(ヘディング)という形が出ていた。

――後半に内田に代わった伊野波雅彦が右サイドを突破してクロスを送り、前田がニアサイドでヘディングしたのもそうですね。

賀川:5点目の岡崎のペナルティエリアの中での反転しての左足シュートもいいゴールだった。それから4点目、長身のセンターフォワードと期待されている前田がヘディングでゴールを取ったことも、本人にもチーム全体にも嬉しいことだ。

――香川があまり上手くいっていないという声もあります。

賀川:得点がないからそういう声も出るのだろうが、かなり彼のプレーは光っていますヨ。生真面目な方だから、ザックの言葉の範囲内でプレーしようとしているのかもしれないけれど、まあ自分で解決するでしょう。ちょっと動きが小さいのが、テレビを見ていて気になるけれどネ。

――準々決勝の相手は開催国カタールですね。

賀川:ここで勝てば、この後は準決勝。ベスト4ということはさらに2試合できる勘定になる。選手にとってもザッケローニ監督にとっても、アジアのトップクラスのタイトルマッチでの難しさやイヤらしさを肌で感じるいい機会。2014年のブラジル・ワールドカップといってもアジア予選を勝たなければいけないのだから、この後の試合で日本が成長することが大切でしょう。オーストラリアや韓国といったしっかりしたチームもベスト8へ上がってきたようだから、いよいよアジアカップの終盤は楽しみですヨ。


【了】

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