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冬季オリンピック

2010/03/01(月)

――雪と氷の祭典、バンクーバーでの冬季オリンピックのNHK放送は、まったくすごい量でしたね。その終わりのころに、今度はチリ大地震と津波情報で日曜日はまる一日中、海面を眺めることになりました。

賀川:昔の冬のオリンピックは、スキーやスケートの種目も少なかったのが、このごろはずいぶん競技種目も増え、参加国も80をこえるまでになり、とても賑やかになった。

――といっても、日ごろ日本人にはなじみの薄い競技もあるのですが、オリンピックになると急に大々的に取り上げるのが面白くもあり不思議でもありました。

賀川:フィギュアスケートは、僕も少年時代に滑ったこともあるし、兄・太郎は神戸アイススケート場の場長さんが「毎日、私のところへ通わせてくれたらオリンピック選手にします」といったこともあるくらいで、我が家では父親も楽しんでいた。

――六甲山上の池で滑ったと、先日お聞きしましたね。

賀川:もっといろいろあるのだが……ここまでにしておこう。
 NHKの、スキーのジャンプと滑走のときの選手の筋肉の使い方などの科学的分析は面白かったね。ジャンプの横風やスキー板を水平に保つところなども、映像の威力を発揮した。

――フィギュアでは、浅田真央、キム・ヨナ、両選手のおかげで日本中が採点法やジャンプの回転などに興味を持つようになったでしょう。これは将来のフィギュア界のためにも大きいことでしょうね。

賀川:一つには、採点法がここ何年かの間に大幅に改正されて、古い時代のように審判の主観が入るのが少なくなった。

――日本のフィギュアはジャンプ主義のところがありますね。

賀川:戦後に外国に追いつこうとしたころは、スタイルや演技といったところはどうしても損だから、スポーツ的なジャンプ、つまり回転数の多い難しい技で得点しようという感覚が強かった。前にもいった、佐藤信夫コーチの(選手時代の)3回転もそうだった。伊藤みどりさんもそうだった。スタイルや演技力でも外国人と変わらぬようになってきた現在でもまだその考えが残っているのかナ。

――一つにはスポーツだから難しいものへの挑戦というのがある?

賀川:うんと古い時代は、アメリカがスポーツ的、ヨーロッパが芸術的といったふうだった。いまは国や地域での傾向というよりフィギュアの指導者、コーチ、あるいは選手個人によってどちらを好むかということだろうね。

――いくら大技に成功しても、ミスをすれば減点されるということで結局、浅田選手の得点はキム・ヨナに追いつかなかった。

賀川:大技を狙うと、そこで自分の力を振り絞る。すると、そのあとのスケーティングにも響くということがある。サッカーでも前半にとばして動き回って後半足が止まると大変ですヨ。試合は90分だからね。
 キムさんの方は、自分のできる範囲のことを完璧に余裕を持って――ということだろう。まあ、いろいろ楽しかったが、アジア勢がフィギュアでここまで充実したのも歴史的ですヨ。考えてみれば、バンクーバーつまりアメリカ大陸の西海岸というのは太平洋側と違って東洋への門戸だからね。
 僕は74年のワールドカップの帰途、ニューヨークからモントリオールを経てカナダの空を横断してバンクーバーへ着いたとき、アジア人の多いのに驚いたことがある。

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いつか平松純子審判のバンクーバーの不正の真実という暴露本を読みたいと思っています。 おすすめしてください。 NHKのキムヨナ金メダル獲得妥当性プロパガンダ作戦の真実もあわせてお願いします。

投稿: | 2010年3月12日 (金) 01時59分

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