FUJI XEROX SUPER CUP2010 いい試合だったが得点が少ない(下)
※FUJI XEROX SUPER CUP2010 いい試合だったが得点が少ない(上)はこちら
――もう一人、宇佐美貴史(うさみ・たかし)選手について
賀川:平井と交代で登場したね。後半17分だったか。メンバーリストを見ると、平井と身長はほとんど変わらないらしいが、少しスリムで小さく見える。若手では上手だと評判のプレーヤーでしょう。
――ガンバの将来を担うと、多くの人が言っています。
賀川:うん。橋本からパスをもらって左足でシュートしたね。ちょっと足元にボールが入ったこともあり、ファーポストの外へ外れたが……。彼の角度のようだったが、もっといい形にして蹴ったらゴールになったと思う。
――あと少しで18歳という年齢ですが……
賀川:この程度できる選手には、この程度の要求は当然ですヨ。
――新顔といえば、鹿島では遠藤康(えんどう・やすし)が後半に、MFで出てきました。
賀川:フェリペ・ガブリエルに代わった彼は、自分からドリブルを仕掛けてシュートした。2本あったかナ。大きくはない(168センチ)がガッシリした、ディエゴ・マラドーナに似た体つきだ。いいプレーヤーがいるものだと感心したね。彼は25分間の出場で2本のシュート。シュートすればいいというものではないが、しなければ点を取れないもの。
――ずいぶん誉めますね。
賀川:天皇杯とリーグのチャンピオン同士。Jのトップのチームの顔合わせで、どちらもチャンスはつくるが得点シーンが少ない。今の日本代表の得点力不足をそのまま表しているような感じだったが、そうでもない若い選手を見て少しホッとした感じになったところですよ。
【了】
固定リンク | Jリーグ | コメント (0) | トラックバック (0)
コメント