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85歳のリハビリ(下)

2010/02/25(木)

――ロコモには、変形関節症、骨粗鬆症、脊柱管狭窄症あるいは関節リウマチなどの疾患からくるもの、年をとって運動機能が低下したことによるものなどがあるらしいです。

賀川:動くのが大儀になると、動かなくなる。すると、よけい体の機能が衰える。

――それに気がついたわけですね。

賀川:同年輩の仲間を見ていると、何かの原因で足や腰を悪くする→杖をつくようになる→動きの範囲が狭まる→足腰がさらに衰える→車椅子になる→(なかには元気に出歩いている人もあるが、)そこでまた外へも出なくなる→よけいに体が弱る……という経路をたどっている。

――自分でものを書いていて頭を働かせているのはいいですが、やはり体も動かさないとね。だけど、リハビリは待たされるんじゃないですか?

賀川:生田医院のリハビリのスペースはうんと広いわけではないが、機能的で看護師さんがたくさんいて手際がいい。待合室にたくさん人がいても、スムースに進んでゆくから有難いヨ。マッサージをしてもらう人、器械を使う人、ペダルをこぐ人、など上手く当てはめてくれる。

――それじゃ、当分は続けないといけませんね。

賀川:70歳までは入院したこともなかったボクが、70を過ぎて鼠径(そけい)ヘルニアの手術で入院し、80をこえると第4、第5腰椎がズレているということになった。人は齢とともに体も変化する。平均より少し長生きしているボクにとっては、これまで健康で仕事ができた有難さを噛みしめながら、こうした新しい“衰え”の経験などもお話すれば、皆さんの参考になるかもしれない。もちろんまだ仕事を残しているから、これ以上衰えないようにしたいが。

――このあいだ、神戸FCの40周年のパーティニチレクの田渕社長にお目にかかったとき、賀川さんが元気なのを見てその秘訣を聞きたいと言ってらしたそうですね。料理店の経営やサッカー教室開催などの経験から、子どもの栄養などについても関心を持ち勉強されているとか。

賀川:食べることは好きだし、自分でも日常の料理をつくっているから、そういう話には関心がある。ボクは神戸っ子で、都会生まれ都会育ちだが、ご飯は昔から胚芽米でしたからヨ。

――今回はこれくらいで終わりにしますが、85年の生活経験や幼年期、少年期のこともまた聞きたいですね。


【了】

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