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サッカー狂会の会報『FOOTBALL No.138』

2009/10/22(木)


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 日本サッカー狂会会報『FOOTBALL』の2009年10月号(No.138)が届いた。“サッカー和尚”こと鈴木良韶(すずき・りょうしょう)さんが1962年にこの会を設立された頃からのおつきあい。熱心な会員の方からの投稿が詰まっている会報は毎回楽しく拝見しているが、このFOOTBALLの創刊は1965年11月だから45年間――よくぞまあ続けられるものと感嘆の他はない。
 138号は、1)大山信一さんの「FIFA FUTSAL WORLD CUP BRAZIL 2008 観戦記(5)」 2)五十嵐雅人さんの「サッカー文化論の研究(3)日本人はサッカーに向いていない・前半」と、早くからこの会報に投稿していたアルゼンチン在住の故・太田一二さんの「アルゼンチン便り」の再録で、今度が14回目、などなど……。


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名古屋のサッカー和尚・鈴木良韶さん

 鈴木さんご自身の書きものでは「フットボールあれこれ」や編集後記もあり、フットボール切手蒐集家でもある鈴木さんらしく南アフリカ大会の切手のこと、また、新潟国体のフットボール切手(50円)がこの号の表紙に使われている。
 鈴木さん、ありがとう。大山さんは何年か前の会報で“するのも見るのもフットサルが多くなった”とあったが、そのおかげで詳細なブラジル大会の話を読ませてもらえてまことにありがたいこと。五十嵐さんは文化論や人種論を背景にした「日本人はサッカーに向いていない」といった“識者”たちの日本サッカー批評に対して鋭く切り込んでおられるのを感心しながら読ませてもらっています。
「それは練習不足」「工夫が足りない」「練習法が悪い」という程度で私なら片づけることの多い日本サッカーの問題点を、サッカー好きの日本のファンはどうわけか国民性や人種論に結び付けたくなる人が多い――私にはそのことが面白く、同時に、こんなに簡単なルールで世界中で広がって盛んになっているスポーツに“向いている”“向いていない”ということをマジメに語り合うところがとても面白いと思っています。

 ともあれ、鈴木さんや畦地治さんはじめ、このユニークで年月を狂会――英文は「JAPAN FOOTBALL ENTHUSIASTS SOCIETY」――の発展をお祈りして、和尚さんへの謝意とさせて頂きます。

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コメント

名前を挙げていただいた五十嵐です。読んでいたたいて恐縮です。

後藤健生さんは「かつては 『日本人はサッカーに向いていない』 などと言われていたが、
今はそんなことはなくなった」などと述べていました(ご紹介いただいた拙文にも書きました)。
……が、この見解がやはり正しくなかったことを証明する事例がついに現れました。

『サッカー批評 45』特集「日本人はサッカーに向いているか?」
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-45125-2.html

これなどは、'06年ドイツW杯後の敗北感や停滞感、'10年南アW杯へ向けての悲観的ムードを
反映したものでしょう。
拙文では「日本人はサッカーに向いていない」という類の発言がどういう時に
現れるかを論じたのですが、ちょうど、それらと登場パターンがまったく同じです。

いくつかの論考には、文化論や日本人論を下敷きにして日本のサッカーを否定的に論じたものが、
やはり、見られます(内容もやはり杜撰です)。
私が「サッカー文化論」と便宜的に呼んだものは、現在進行形の生きた現象であるとあらためて
思い知りました。
(『サッカー批評』に関しては、こうした風潮の外部に出られないくせに何が「批評」か
という思いもありますが……)

ともあれ、今後ともよろしくお願いします。

投稿: 五十嵐 | 2009年12月23日 (水) 00時45分

名前を挙げて頂いた大山です。恐縮です。

サッカーではなくフットサルですので、フットサルだけのことを記載しても
読むのが窮屈だろうと思い、旅行記として記載している次第です。
読んで頂きまして光栄です。

実は、先日アジアインドアゲームというのがベトナムでありましてフットサルの
ほうを観てきましたので、既に旅行記は和尚のほうに送付してあります。

今後ともよろしくお願い致します。

投稿: Yan | 2009年12月 6日 (日) 21時48分

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