日本代表 vs カタール代表(1)
2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会 アジア最終予選
6月10日(神奈川・横浜国際総合競技場)19:39
日本代表 1(1-0 0-1)1 カタール代表
得点者:オウンゴール(日 2分)アリ・アフィフ(カ 53分)
【日本代表メンバー】
GK: 1楢﨑正剛
DF: 22中澤佑二(Cap.)4田中マルクス闘莉王、6内田篤人
MF: 5阿部勇樹→8松井大輔(58分)、7橋本英郎、10中村俊輔→13本田圭佑(81分)14中村憲剛、15今野泰幸
FW: 9岡崎慎司、11玉田圭司→13興梠慎三(67分)
SUB:18都築龍太 3駒野友一、17山口智、12矢野貴章
【カタール代表メンバー】
GK: 2カセム・アブドゥルハメド・ブルハン
DF: 3ハメド・シャミ・ザヘル、6ビラル・モハメド・ラジャブ(Cap.)13イブラヒム・マジェド・アブドゥルマジェド
MF: 5マジディ・アブドゥラ・シディク、10モハメド・アブドゥラーブ・アルヤジディ、11ファビオ・セサル・モンテシン→8メサド・アリ・アルハマド(70分)
FW: 9アリ・ハサン・ヤハヤ・アフィフ→14ハサン・ハリド・アルハイドス(87分)12マジド・モハメド・ハサン→15ユセフ・アハメド・アリ(54分)16アハメド・アリ・F・A・アルビナリ、17モハメド・ヤセル・モハマディ
SUB:1ババ・マリク・ヌジャイド、4ムサ・ハルーン・ジャマ、7アリ・ナセル・サレ、18ワヒード・モハメド・T・モハメド
――アウェーのウズベキスタン戦(6月6日、タシケント)は、とてもしんどい試合でした。今度はホームの横浜だから、日本代表のホームでの予選最終戦はすっきり…とゆきたかったのに――。大苦戦でした。
賀川:タシケントの試合で、精神的にも肉体的にも疲れたのだろうネ。悪いピッチに気を使い、レフェリーの不愉快な判定に、気持ちの上でもプレーのリズムの上でもひっかかりながらの90分間だった。ぶつかられ、タックルでケガをした者もあっただろう。そんな大苦戦で本番への出場権を勝ち取ったのだから、ホッとするな、気を緩めるな――といってもムリな話。選手たちも監督、コーチも、口でも頭の中でも「本番出場が決まった。いよいよこれからがスタートだ」と言ったり考えていたりしていたハズだが、体は正直なもの。タシケントの試合の前ほどに気持ちが高揚していたかどうか――。もし高揚しても、それが体の端々(はしばし)までみなぎっていたかどうか――。
――相手のカタールは、ドーハで強敵オーストラリアと引き分けています。
賀川:オーストラリア側とすれば、引き分けで出場権を取れるのだから無理をしたかどうか。それでも、カタールにとって、グループ最強のオーストラリアと引き分け、勝点5となったから、日本に勝てば勝点8。6月17日のバーレーン対ウズベキスタン戦の結果によっては、3位となって、プレーオフの望みが出てくる。ブルーノ・メツ監督はもちろん、選手たちの士気も高まっていただろう。
――しかし、日本はキックオフ2分後にゴールを奪った。
賀川:そう、相手が攻めに出ようとするからウラが狙いやすいこともあった。オウンゴールだったが、攻撃の仕掛けもよかった。
日本のキックオフで始まり、後ろから右へ回して攻めようとして、カタール側に取られ、カタールの右サイドからの攻めのとき、ドリブルをファウルで止めてFKを与えた。右タッチ寄りで35メートルくらいの位置かな。11番をつけたファビオ・セサル・モンテシンが左足で日本のゴール前へライナーを送り込んできた。
これを阿部勇樹が低い姿勢でヘディングして、その高く上がったボールの落下点でのボールの奪い合いから岡崎慎司がボールを取った。足に当てたボールが中村憲剛にわたって、そこから得点への攻めが始まった。
【つづく】
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