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クラマーを囲む会

2008/07/24(木)

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(左)クラマーを囲む会で。左から成田十次郎、野村六彦、デットマール・クラマー、上野佳昭、川淵三郎
(右)中央デットマール・クラマー。その右、ジュンナム・チョイ(クラマー夫人)。岡野俊一郎、。左へ、成田十次郎、八重樫茂生、川淵三郎


 午後2時から同じホテルの別室で、「デットマール・クラマーを囲む会」が開かれた。愛弟子であり、信頼する仲間であった健さんの「お別れ会」のためにドイツから飛んできたクラマー。メキシコ・オリンピックの銅メダルの選手たち、1960年のデュイスブルグでの合宿に参加して最初にクラマーから手ほどきを受けた日本代表選手たち、そして1969年の第1回FIFAコーチングコースの研修者たちといった彼の教え子が集まった。

 牛木素吉郎、中条一雄といった古い記者も招かれ、また、筋ジストロフィーという難病を抱えながら、日本代表に声援を送り続けた波多江輝子さんも「お別れの会」からひきつづいて、この会に加わって下さった。


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“ひとこと”述べる賀川浩

 川淵三郎・前キャプテンの司会で、クラマーのスピーチや何人かの“ひとこと”があった。
 1960年以来、クラマーと健さんと俊さん、そして川淵キャプテンをはじめとする東京・メキシコを目指した選手たちは、私にとっても、日本サッカーの再興を目指す“若い”同志でもあった。また、加茂周(元・日本砕氷監督)さんをはじめ名古屋の西垣成美さん、広島の大橋謙さんたちの第1回FIFAコーチング・スクールの研修生たちはメキシコ以後の技術指導の先導者だった。

 彼らの語り合いを眺めながら、クラマーという偉大な師を得たことで、彼らは青春とその後の人生に大きなプラスを得たのだと改めて思った。彼らとともに日本サッカーの興隆期を過ごした私も、クラマーによって幸(さいわい)を授かったことを感謝しなければなるまい。

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