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インド戦を見て

2006/10/12(木)

アジアカップ予選・グループA
10月11日19時20分
インド・バンガロール
インド 0(0-2 0-1)3 日本
 得点【日】播戸(23、44)中村(83)

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◇4基ある照明のうちひとつが前半の途中で消えて4分間の中断があったり、後半には犬がピッチ内に入り込んで、これまた短時間だが試合はストップ。インド のデカン高原にある航空機やITなど工業の盛んな大都市バンガロールだが、「Anything can happen in Football(サッカーでは何が起こるかわからない)」の言葉どおり。ピッチも凹凸(おうとつ)があり、“走る”サッカーにはむずかしい試合だったろ う。

1点目は左サイドの三都主からのボールをFWの播戸竜二が決めた。
三都主が一番得意な角度で蹴ったボールを巻誠一郎が左足のダイレクトシュートを試みたが、カラ振りとなり、巻の右前にいた播戸が決めた。三都主のクロスの 来るのを予知した2人が、その斜めに来るクロスの線上に走りこんだこと。いわば2人とも三都主のボールを予測できたことにある。そして巻のカラ振りが巧ま ざるフェイクとなって、インド側の意表をついてファーポストの方へ流れ、播戸の代表初ゴールにつながった。

23分の1点目から23分後、つまり前半の終わり近くに2点目が生まれた。
今度も播戸――。左サイドの山岸、鈴木の攻めから右へ振って、右にいた三都主が右足で低いクロスを送り、播戸の飛び込みに合わせた。
ガーナ戦でゴール前でもないゾーンで低いボールに頭から飛び込んで負傷した男だから、こういうときのダイビングヘディングはお手のものだった。

◇後半は相手のマークが厳しくなり、ファウル承知のタックルが増えた。1週間前のガーナの激しさとはまた別の危険なプレーもあった。
不規則バウンドと、このタックルで、日本選手たちのトラップミスが増え、それがパスのまわりを悪くして、インドまで出かけたサポーターやテレビ応援の人たちをイライラさせた。

中村憲剛の25メートルシュートはそうしたモヤモヤを吹き飛ばすクリーンシュートだった。我那覇からのパスを受けて中村が右足で25メートル近い距離の シュートを左上隅へ決めた。我那覇が後方からのボールを、相手と競り合って自分のものにして、フリーの中村に渡したボールだった。
◇オシムが監督になってから6戦目。メンバーが入れ代わるなかで、日本代表はまず走る――という点で一貫しているが、それだけに、折角走ってボールを取っ ても、そのあとのパスやシュートの技術的なミスや、パスの受け渡しのタイミングなどのうまくゆかないのが目立つようになっている。

メディアも、はじめの「オシム語録に学ぶ」という姿勢から、こうしたミスに対する指摘や批評も多くなっている。
4年後を見据えていいチームを作り上げるための、あるいは、もっと将来にわたって日本サッカーの基盤をしっかりするためには、オシムの意向を汲んで、選手たちが自分の努力で上手になり自らの体を鍛えるのが第一だと思っている。

インド戦は先のガーナ戦につづいて、いろいろな可能性を見たという点で、私には希望のもてる90分間だった。

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