【ハイブリッドカー、プリウスの乗り心地 】
◆19時に長居で行なわれたJ1第7節、セレッソ大阪対横浜F・マリノスの試合を見る。昼のグリーンアリーナと夜の長居。神戸の北側から大阪の南部までの
行程というので、クラブハウスの本多克己社長の車に同乗。おかげで新車プリウスの乗り心地を味わうことになった。
◆戦時中は飛行機のパイロットだったのに、車の運転には全く興味のない私だが、公害問題には関心があるだけに、このハイブリッドカーはいろんな意味で注目
していた。燃料が3分の1ぐらいで済むというのもすごいが、何より、見た目より座席がゆったりしているだけでなく、座り心地がいいし、ベンツにも似た安定
感がある。ナビゲーター(カーナビ)の精密さにはただ驚くばかり。本多社長は「車を運転するというより、コンピューターをさわっている感じです。不思議な
もので、この車になってからかえって燃費が気になります」と言っていた。
◆トヨタカップのことで、当時トヨタの副会長であった学校の仲間の岩崎正視氏に会った時、“公害問題づいて”いた私が車公害の 話をしたところ、「うちは、いま研究をしていて、いいのができるヨ」と言っていたのを思い出す。かなり前のことだったが、工業技術の進歩を改めて知らされ る思いがする。日本のサッカーの進歩もこのようにゆけばなあ——などとつい考えてしまう。
【マリノスにドゥトラ欠場の影】
◆そのJの第1ステージ優勝チームと、最下位チームの長居での対戦は1−1の引き分けとなった。前半2分という早い時間にセレッソが先制。森島が右から内
の久藤へ。久藤がクロスを送って西澤がヘディングで折り返したところにミキがいて、左足で決めた。F・マリノスは、後半開始後すぐにGK榎本のロングボー
ルを安貞桓がヘディングし、坂田大輔が拾ってパス。これを安が決めて同点とした。そのあとは、マリノスの攻め込みが多かったが、セレッソも粘って引き分
け。前がかりとなる相手にセレッソのカウンターもいい場面があって、1万4,587人の観客には面白い試合だった。マリノスの調子は決して良くなかったか
ら、セレッソもニガテ克服シリーズ3連戦の締めくくりに、ここまで頑張れる日に勝点3を取れれば、あとが楽になったのだが…。
◆試合後のインタビューで岡田武史監督は「今日は引き分けだったが、前の2試合に比べて良くなっていた。選手たちの頑張りを評価した」と言う。ハラのなか
は煮えくりかえっているハズなのに、次のことを考えて語っているオカちゃんの顔を見ながら、監督という仕事の大変さを思った。
◆マリノスのここしばらくの不調は、いろいろあるだろうが、技術、戦術面からみれば、ドゥトラを欠いて、左サイドで走りながらボールを中へ送ってくるプレーヤーがいないのがチーム全体に大きく響いている——と私は思う。
◆サッカーは、そんな単純なものではないとおっしゃる方も多いだろうが…。
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