« 好試合、1失点、無得点。 ゴールを奪い取る力は? | トップページ | 11月はサッカーの"当たり月" »

故・ネルソン吉村に想う

2003/11/13(木)

031113_1 ネルソン吉村こと吉村大志郎(よしむら・だいしろう)が11月1日脳出血で急逝し、その通夜と告別式が、2日と3日、尼崎市西長洲町の阪神平安祭典会館で行われた。

野田神父司祭によるカトリック教の簡素な式には、森島寛晃をはじめ千人を超えるサッカー仲間が参会し、1967年19歳でブラジルから来日し、ヤンマーとセレッソ一筋にみごとなプレーを演じ、後輩を指導し、56歳で生涯を閉じたネルソンに別れを告げた。

葬儀委員長をつとめた鬼武健二(大阪サッカークラブ会長)やチームメイトの今村博治(ヤンマーOB会会長)堀井美晴(友人代表)の心のこもった弔辞、涙とともに献花するひとりひとりに、私はあらためてネルソンの足跡を思った。

来日して初めて尼崎のヤンマーグラウンドにあらわれた彼が、二つ折りにした柔らかいブラジル型のサッカーシューズをパンツのポケットから取り出して驚かせたこと。

彼の柔らかなボールテクニックに啓発された釜本邦茂が、あの「胸のトラップからのシュート」の型を完成させたこと。その釜本とのコンビはヤンマーだけでなく、彼が日本国籍をとってから、代表のコンビとなったこと。

ブラジルから選手を移入するという、36年前の全く初めてのヤンマーの強化策の成功に刺激され、ブラジルからそのあと続々とプレーヤーがやってきた。セルジオ越後やラモス瑠偉、そしてジーコ。いまの日本サッカーの発展にブラジルが深く関わってきたが、私は、それも最初にやってきたネルソン吉村の印象の強かったこと、そして多くの人に愛された人柄 ー を抜きにして語ることは出来ないと思っている。

さようならネルソン。ちょっと早すぎたけれどー。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 故・ネルソン吉村に想う:

コメント

コメントを書く