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高原のハンブルグでの活躍を願って

2003/02/15(土)

高原直泰がハンブルガー・シュポルツ・フェライン(HSV)に加わった。
           
          彼がドイツで、活躍し、さらに力を伸ばすことを、先ず願うのだが、同時に彼によってドイツに興味を持つ人が増えればさらにうれしい。
           
2002年ワールドカップのファイナリストになるまで、ここしばらくのドイツ代表は国際舞台での華やかな活躍はなく、サッカー人の間でも関心は薄れていた けれど、ワールドカップで3度優勝、欧州選手権でも3度のタイトルとヨーロッパ第1級のサッカー国であり、1900年創設のドイツ・サッカー協会 (DEUTSCHER FUSSBALL-BUND)はいま登録クラブ27,000、登録プレーヤー526万人のビッグな組織である。1億2000万人の日本の登録プレーヤーが 80万人であるのに比べると、人口8200万のドイツ・サッカーの厚さに改めて驚くことになる。
           
          高原が移ったハンブルガーSV、略称HSV(ハー・エス・ファー)は、このドイツの頂点にあるブンデス・リーガ(BUNDES LIGA = 連邦リーグ           = つまり全国リーグ)の1部(18チーム)のなかの名門クラブで、ドイツ北部の港町ハンブルク(HAMBURG)がホームである。
           
          【歴史ある港町の伝統のチーム】
           
北海に流れこむエルベ川の河口から100キロにあるハンブルクは、河川港として古くから発達し、中世に栄えたハンザ同盟の中心地となった。ドイツでは車の ナンバーに都市名のアルファベットがつき、ベルリンはB、ケルンはKだが、ハンブルクはハノーファー(H)と区別するために古名の「H.H」(ハンザ・ハ ンブルク)をつけている。
           
          サッカーの導入もドイツでは一番早く、1876年にドイツ語の最初のルールブックが印刷されたのもこの地だった。
           
HSVは1987年に設立され、ブンデス・リーガ(1963年に開幕)で優勝3回、1983年には欧州チャンピオンズ・カップ(現チャンピオンズ・リー グ)に優勝した。その年12月11日のトヨタカップで来日し、ブラジルのグレミオと大激戦を演じて、1−2で惜敗したが、後半40分のマガトのFKからヤ コブスがヘッドで落とし、シュレーダーが決めた同点ゴールは、今も記憶に残っている。
           
          【ウベ・ゼーラーとボンバー、そしてスシ・ボンバー】
           
          このチームから生まれた名選手のなかで、前述の70年代から80年代の黄金期のフェリックス・マガト(MF)やFBのマンフレート・カルツたちは、私達にも馴染みだが、最も有名なのは、ウベ・ゼーラー(UWE           SEELER)。1936年生まれでドイツ代表72試合(43得点)、ワールドカップに1958年から4回出場、66年準優勝、70年3位に貢献したストライカーがいる。
           
日本でいえばジュビロの中山雅史のように、常に闘志あふれるプレーで、ファンを惹きつけた。そのゼーラーとともに、70年ワールドカップを戦って、得点王 となったゲルト・ミュラー(1945年生まれ バイエルン・ミュンヘン)のニックネームがボンバー(爆撃機)。高原の新しいニックネーム、スシ・ボンバー が、ここから来ているとすれば、このクラブに彼は、縁があったといえるだろう。
           
          そういえば彼が生まれた1979年はHSVがブンデスリーガで最初の優勝をした年だ。
           
          【追記】
           
ハンブルクやドイツのサッカーについては、このあとも何回か触れますが、「Kagawa Soccer Library」の、ワールドカップの旅「1974年西ドイツ」の13番目の記事として、私が初めて訪れたハンブルクについて「豊かなハンザ・ハンブル ク」という表題で書いています。
          ご参考に— >>http://www.fcjapan.co.jp/KSL/story/336.html
           
          また今度の高原選手の住居は、この中にある外アルスター湖の東北にある住宅地のようです。

       

 2月15日

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