続・アルゼンチン戦:ゴールを生む動き
続・アルゼンチン戦:ゴールを生む動き
11月20日(埼玉)61,816人
日本 0 (前半0-0 後半0-2) 2 アルゼンチン
この試合で多くの人に物足らなかったのは、やはり、日本が無得点だったことだろう。
日本vsアルゼンチン 高原日本がゴールを生むためには、たとえ高原のようないいストライカーが力をつけたとしても、第2列から飛び出しがある方が大きなチャンスが生まれやすい。アルゼンチンの得点シーンを詳述したのは、彼らのゴールもまた第2列のソリンのエリア内への飛び出しがあったし、サネッティの支援の走りあがりもあった。右サイドから攻めるとき、ベロンのFKのときも、オルテガのラストパス(クロス)のときも、外側をサネッティが走りあがったのを、テレビで気づかれた方もいたハズ。
第2列が攻撃に加わることによって、相手のマークがずれ、シュートチャンスが大きくなる。
ワールドカップでも、さきのジャマイカ戦でも、稲本や小野の飛び出しがゴールを生み出している。
この試合では小笠原が一度いい位置への上がりをみせたが、あとが続かなかった。
相手が個人的にも、チーム力でも、ジャマイカより上ということはあっても、やはりゴールを狙うための第2列の飛び出しを見せてほしい。それは、MFの顔ぶれが誰であろうと、現代のサッカーでは、ゴールを奪うための条件のひとつだからだ。
日本代表チームが強いチームを相手にして、無失点でゆくというのは奇跡に近い。ワールドカップのロシア戦も、エリア内での反則を主審が取らなかった幸運があったから、1−0で勝てたといえる。従って、どの相手にも常にゴールを奪うための動きが重要となる。
ジーコが選手たちにこうした攻撃マインドと動きを植え付けてゆくのを見たいと思う。
(撮影:富越正秀)
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